新・ことば事情
6693「-15℃の寒気」
1月24日の「ミヤネ屋」の天気のニュースで、
「-15℃の寒気」
という表現が出て来ました。「気温」なら、もちろんメチャクチャ寒い・低いですが、
「上空の寒気」
としては、そんなに低くないのではないか?と思いました。
普通は「上空の猛烈な寒気」というと、
「-30℃以下」
ではないか?と思いました。おじさんの感覚では、そうなのです。
そこで、お天気(気象予報士)の蓬莱さんに聞いてみたところ、
「昔は『上空5000m』の気温で『―36℃』を下回ると『大雪になる目安』とされていましたが、実はその高さまでは雪雲は達しません。今は計測機器やコンピューターの発達で、雪雲の上限の『上空3000m』の気温を計れるようになり、その気温が『-15℃』を下回るというのが『大雪の目安』となっているんです。今回はその『上空3000m』の気温が『―24℃』と10℃も下回っているので、かなりの大雪となる予想なのです。」
という話でした。
「大雪の基準」も、時代と共に変わるんですね!