新・ことば事情
6690「『かかあ天下』はなぜ『でんか』と濁るのか?」
平成ことば事情6684「『かかあ天下』の表記」の最後に、
「『三日天下』などは濁らないのに、なぜ『かかあ天下』は濁るのだろう?」
という新たな謎が出て来て終っていましたが、その理由が、わーかった!
なんで「天下」が「でんか」と「濁る」か!
今(1月31日)、「かんさい情報ネットten.」で「大阪の地名の由来」に関して、若一さんと黒木アナウンサーがリポートしている中で、
「天下茶屋」
の名前の由来を説明していました。この地名は、
「太閤・豊臣秀吉」
が、ここでお茶を飲んだことから付いたと言いますが、地名の読み方は、
「てんがちゃや」
と「天下」が「てんが」と濁るのですね!「太閤・秀吉」は、
「天下人」
でした。これは普通は濁らずに、
「てんかびと」
なのですが、それと共に、
「殿下(でんか)」
も掛け合わせているから、「てんかじゃや」ではなく「てんがちゃや」なのだという説もあるそうです。
そうか、では「かかあ天下」は、
「かかあ殿下」
の意味も兼ねているから「でんか」と濁るのではないでしょうか!いかが?