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『道浦TIME』

新・ことば事情

6619「おしゃべりになる」

「ミヤネ屋」で、よく宮根さんが使う言葉に、

「おしゃべりになる」

というのがあるのですが、なんだか違和感があります。アクセントは、

「オ/シャベリニナ\ル」

です。

「しゃべる」

を丁寧に言おうとして「お」を付けて、

「おしゃべりになる」

になっているのですが、なんだか、ちょっとヘンな感じ。この場合は「話す」を使って、

「お話しになる」

と言うべきではないのかなあ。「なんでヘンなのか?」というと、

「『しゃべる』は『俗語』っぽい」

からですね。だからそれに「お」を付けても、

「あまり丁寧に聞こえない」

ということがあるのではないでしょうか?

それと、

「おしゃべり」(「オ/シャ\ベリ」)

という柔かい感じの「名詞」があって、それに引きずられる面もあるし、

「しゃべり」

というと、関西では、

「おしゃべりなヤツ」「余計なことをしゃべるヤツ」

というような、

「ちょっとマイナスのイメージがある言葉」

です。アクセントは「中高」で、

「シャ/ベ\リ」

です。それに「お」を付けてもなあ・・・という感じもしますね。

(2017、12、20)

2017年12月23日 15:37 | コメント (0)