新・読書日記 2017_150
『大相撲殺人事件』(小森健太朗、文春文庫:2008、11、10第1刷:20117、11、30第3刷)
今、とっても"キャッチー"なタイトルのこの小説は、9年前にこの文庫が出て、つい最近に「3刷」となっている。当然、一連の相撲協会を巡る「事件」で興味を引かれた人が読んでいるのでしょう。私もツイッターでこの小説の存在を知り、取り寄せて読み出した。
「6つ」の殺人事件で構成されているのだが、目次の「相撲文字」を見てみると、
「第一話 土俵爆殺事件」
「第二話 頭のない前頭」
「第三話 対戦力士連続殺害事件」
「第四話 女人禁制の密室」
「第五話 最強力士アゾート」
「第六話 黒相撲館の殺人」
まあ、面白そうだけど、おぞましくも、とんでもないタイトルですね。
内容は・・・そんなアホな!という事件の連続。読んでいて思い出したのは、昔の「筒井康隆」さんの小説ですね。こんな感じだったよなあ・・・と懐かしく思い出しました。高校生から大学時代、よく読んだな。本当、そんな感じです。でも、この年になって読むか?と言われると、ちょっと「?」という感じですね。面白いですが。おぞましいのに軽い。ライトノベルズっぽくもありました。
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