新・ことば事情
6603「キャリアハイ」
11月4日の日本シリーズの中継で、テレビ朝日?(フジテレビ?どっちだっけ)のアナウンサーが、福岡ソフトバンク・ホークスの今宮選手について、
「ホームラン、打点、打率、全てキャリアハイの数字です。」
としゃべっていました。この、
「キャリアハイ」
と言う言葉、今まで耳にしたことはありますが、何となく聞き逃していましたが、割と新しい言葉なのではないでしょうか?意味は恐らく、
「自己最高記録」
でしょう。
「そのキャリア(経歴)において最高」
ということですが、たぶんこれって、「和製英語」なんじゃないかなあ。
グーグル検索では(12月13日)
「キャリアハイ」=38万3000件
で、トップに出て来たのは「ウィキペディア」で、
「キャリアハイ(英語表記:career-high)は、そのキャリアの中での最高という意味で、アスリートなどが残したピークとなる成績のこと。陸上競技のタイムのように、単純に比較が出来る場合はキャリアハイを決めるのは簡単であるが、野球の打者のように打率、本塁打、打点などの複数の要素を総合してキャリアハイを決める場合はどのシーズンがキャリアハイになるかは議論が分かれる場合が多い。」
とありました。「英語」でもあるのか。これによると、「野球」の場合は、なかなか簡単には使えない言葉のようですね。