新・読書日記 2017_142
『大相撲新世紀2005-2011坪内祐三、PHP新書:2012、5、1)
大相撲を巡る状況が、また厳しくなっている。元横綱・日馬富士の暴行事件からまもなく1か月。まだ騒動は収まりそうもない。
大相撲関連の本は、何かないかな?と自宅の本棚を探していたら、この本が出て来ました。5年前に出て、購入したものの読みさしになっていました。
あらためて読む。著者は子どもの頃に相撲を見ていて、しばらく離れていたのだが、また「やみつき」になった。その「2005年」から「2011年」までの記録。
3分の1ぐらい(?)は、神保町の「浅野屋」という居酒屋で、飲みながらテレビで相撲を見ているという、その描写の相撲日記。「浅野屋」にとても行ってみたくなった、国技館よりも。でも「国技館の焼き鳥」は、冷めてもおいしいらしい。
そんな情報も楽しいが、やはり、当時起きた様々な不祥事についても、当時のリアルタイムの視点で詳しく書かれている。それを今、読むのは、タイムマシンに乗って当時に戻ったような感じで、今とはまた違う感じで眺めることができて、勉強になった。
著者は「付き人」ではなく「付け人」を使っているなあ。
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