新・ことば事情
6594「パーテーションか?パーティションか?」
部屋の「仕切り板」のことは、放送では、
「パーテーション」
でしょうか?それとも、
「パーティション」
でしょうか?
調べてみると、『NHKアクセント新辞典』には「パーティション」しか載っていません。(緑の表紙の旧「NHKアクセント辞典」には、この言葉は載っていません。)
『広辞苑』『新明解国語辞典』『精選版日本国語大辞典』『明鏡国語辞典』には「パーティション」しか載っていません。
『デジタル大辞泉』は「空見出し」で「パーテーション」があり、「パーティションを見よ」となっています。
『現代国語例解辞典』(2016,11)小学館)は「見出し」は「パーティション」しかありませんが、その語釈の中に「パーテーション」も載せています。
また『三省堂国語辞典・第七版』(2014)は「パーティション」の語釈の中に「あやまって、パーテーション・パーテンション」と書かれています。
『岩波国語辞典』『新潮現代国語辞典』には、どちらも見出し語にはありませんでした。
グーグル検索では(11月29日)、
「パーテーション」=4030万件
「パーティション」=4000万件
と拮抗しており、「仕切り板の販売サイト」も「パーテーション」「パーティション」、両方あるようです