新・ことば事情
6571「『3・2・1』と『アン・ドゥ・トロワ』」
11月23日の日本テレビ「ストレイトニュース」を見ていたら、クリスマスシーズンに向けてフランス・パリのシャンゼリゼ通りがライトアップされたというニュースが流れていました。
その際に、ジョニー・デップの娘という若い女性が「点灯式」にゲストとして招かれて、イルミネーション点灯のスイッチを押す役を務めていました。
その「スイッチオン」のタイミングを告げる司会の人は、もちろんフランス語で、
「アン・ドゥ・トロワ」
と言っていたのですが、字幕スーパーは、
「3・2・1」
になっていたので、違和感がありました。
フランス語の「アン・ドゥ・トロワ」はもちろん、
「1・2・3」
ですよね。でも日本語ではこういう場合は、
「カウントダウン」
でセレモニーを行うので、「日本語に翻訳した」ということなのでしょうが、
「1・2・3!」
あるいは、
「1、2の3!」
で良かったんじゃないかなと思いました。まあ、どちらにしても、
「『2』の順番は変わらない」
のですけどね。
(追記)
11月29「日に行われたアメリカ・ニューヨークの「ロックフェラーセンター」のクリスマスツリーの点灯式。こちらはなんと、
「3・2・1」
という「カウントダウン」でした。国によって違うんですね!