新・ことば事情
6568「6・7号機の読み方」
10月4日、原子力規制委員会は、新潟県の「東京電力柏崎刈羽原発6・7号機」が、新規制基準に適合しているとする審査書案を了承しました。
この中の「6・7号機」の「6・7」を、読売テレビのニュースでは、
「ロク・シチ」
と読み、日本テレビのニュースでは、
「ロク・ナナ」
と読んでいました。
普段、日本テレビのアナウンサーは、
「7」は「シチ」、「9」は「ク」
と読むのを原則として、かなり厳密にそれを守ってらっしゃいますが、今回はなぜか、
「ナナ」
でした。前に「6」が付くと、「7」を「ナナ」と読むのかな?
読売テレビのアナウンス部では、「7」「9」に関しては、
「シチ・ナナ」「ク・キュー」はどちらでも良い
としています。ただ、
「7月」「17日」「27日」
に関しては「ナナ」ではなく、
「シチ」
と読むようにしています。
しかしこれが、ラテ兼営の「朝日放送」出身のアナウンサー宮根誠司さんや、赤江玉緒さんは、
「ナナ」
と言います。「シチ」を「ナナ」と言うのは関西ではよくありますし、また、
「1」と「7」=「イチ」と「シチ」
を聞き間違えない様にする配慮であると聞いたことがあります。
「聞くメディア」である「ラジオ」ではそう指導されているのかな?と思って、朝日放送や、同じくラテ兼営の毎日放送のアナウンサーの方に聞いたのですが、
「そんなことはない」
という答えが返って来て「あれ?」と思ったこともありますが。
話がそれましたが、私の語感では「6・7号機」の「6・7」は、
「ロク・シチ」
しかないのになあと思いました。