新・ことば事情
6567「いきが上がっています」
先日の「ミヤネ屋」で、「箱根駅伝3連覇」の青山学院大学・陸上部監督の原晋さんと、中央大学陸上部監督の野村修也さんが同じ日に並んでコメンテーターとして出演されました。初めてかもしれません。
そのときに、司会の宮根さんが、
「原さんの青学は3連覇ですが、野村さんところの中央も、今年は予選会通って、箱根、出るんですよね」
と水を向けると、野村監督は、
「そうなんですよ。去年は悔しい思いをしましたが、今年は箱根に出られるということで、部員全員、意気が上がっています!」
と言ったところ、それを受けて宮根誠司さんが、
「息が上がってちゃ、ダメじゃないですか!」
と突っ込みました。一瞬「?」と思いましたが、
「意気が上がる」と「息が上がる」
を混同したんですね、きっと。わざとかな?
それで思い出したのが、以前、後輩の女性アナウンサーと一緒に、私が所属する「早稲田大学グリークラブのOB合唱団」と「慶應ワグネルソサエティ男声合唱団のOB会」とのジョイントコンサート、
「コーラス早慶戦」
の司会をやった時に、
「歌の勝ち負け」
を、私が司会の権限で判断するという状態だったのですが、その際に、
「私は"早稲田"ですが、『公平無私』に判断しますからね!」
と言ったところ、その女性アナウンサーは、
「『無視』したらダメじゃないですか!」
とボケてくれました。
「無私」と「無視」
を間違えたんですね。ね!中元さん!