新・ことば事情
6528「向き合い」
10月24日の「ミヤネ屋」で、
「離婚約(りこんやく)」
という言葉について取り上げました。これは、
「期間を区切って、『離婚』を前提に、結婚生活を継続するというもの」
です。その意味では「結婚」まで「同棲」するのとは「逆のベクトル」のような状態、「登山」に対して「下山」のようなものでしょうか?違うか?
その際に、
「子どもとの向き合い」
という言葉がパネルで出て来ました。事前のチェックで、これはそのまま通してしまったのですが、本番のサイドテロップで、
「子どもとの向き合い方」
という文字が出て来て、
「ああ、やっぱり『方』を入れるべきだった!」
と思いました。そうなんです、この、
「向き合い」
という言葉は、
「平成ことば事情1566受け止め」「平成ことば事情6521受け止め2」で書いた、
「受け止め」
と同じではないですか!これも、
「受け止め方」
とすべきだとしたのに・・・次はちゃんと「向き合い」ます!