新・ことば事情
6522「17アイスクリームと31アイスクリーム」
通勤で毎日通る、京阪・京橋駅のホームに「アイスクリームの自動販売機」があります。
「17アイスクリーム」
とその販売機には記されています。きょう、それを見てふと思いました。
「もう10月も終わりに近いのに、アイスクリーム、売れるんだろうか?」
置いておくだけのメリットはあるのでしょうか?次に思ったのが、
「なぜ『17』アイスクリームなのだろう?アイスクリームと言えば『31アイスクリーム』があるが、あれも『数字』。あれは『アイスクリームの種類』を表してわしているのだろうか?そして『17』も『31』も、共に『素数』ではないか!何か関連はあるのだろうか?」
調べて見ると、「17(セブンティーン)アイスクリーム」は「グリコ」が販売しているんですね。そのグリコのホームページのQ&Aのコーナーに、
「セブンティーンアイスはどうしてセブンティーンアイスという名前になったのですか?」
という、まさにズバリこんな質問が!それに対する答えは、
「デビューした1985年当時流行であったアイスクリームショップ。そこでアイスを買って街中を食べ歩きすることは女子中高生を中心にトレンドとなっており、グリコとしてなんとか商売にできないかを検討致しました。その結果、女子中高生(17歳中心としたヤング女性)をターゲットとしたアイスクリームミニショップとして『セブンティーンアイス』と名づけました。」
なるほど、商品のターゲットとなる層の年齢が「17歳」だから「17(セブンティーン)」だったのですか。雑誌にも『セブンティーン』って、ありましたよね。
一方の「31アイスクリーム」はと言うと、元々アメリカ発祥の会社で、海外では創業者2人の名前である「バスキン・ロビンス」と呼ばれているそうです。これもそのホームページによると、名前の由来は、
「1か月(31日間)毎日違った美味しさを楽しんでいただきたい」
からだということで、
「サーティワンアイスクリームというネーミングやフレーバーの種類の豊富さには、そんな願いが込められています。」
とのことです。また、米ロゴマークには、『Baskin』『Robbins』の文字と頭文字の「BR」が使われ、ピンク色で「31」という数字がデザインされているとのことです。
ということで、「素数」は関係ありませんでしたね。