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『道浦TIME』

新・読書日記 2017_126

『残業税~マルザ殺人事件』(小前亮、光文社文庫:2017、8、20)

「2017読書日記051」で書いた(読んだ)『残業税』(小前亮、光文社文庫)の第2弾は、何と「ミステリー」「殺人事件」に!えらいこっちゃ!

「残業取締官」が通称「マルザ」というのは、当然「マルサ」をもじっているのだが、これはちょっと、なじみにくい感じがする。

前作の登場人物も出てきたりして「続編」という感じだが、前作では本当に「残業」「働き方」という所に焦点を当てて、それを「残業税」というユニークな架空の「税」によって、現代社会の歪みを指摘していたのだが、今回は「ミステリー」としての楽しみ方、「国税庁」と「厚労省」と「警察」という3つのお役所の「三つ巴の戦い」という「組織の戦い」に、見どころが移ったのかなあという感じでした。


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(2017、10、17読了)

2017年10月21日 12:36 | コメント (0)