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『道浦TIME』

新・読書日記 2017_125

『幻坂』(有栖川有栖、角川文庫:2016、1、25第1版・2019、7、25第3版)

有栖川有栖さん、お名前は当然、存じ上げていましたが、私はあまりミステリーを読まなかったので、実は初めてご本を読みました。「2017年度大阪ほんま本大賞受賞作」というPRがあったからです。それと、舞台が「大阪」、しかも「坂」にまつわる連作というのにも惹かれた。いや、面白かったです。表紙のイラストも良い。各物語の扉の「坂の写真」も良い。読んでいる途中で、これは全て「怪談」つまり「幽霊話」的であることに気付いた。「坂」だから「カイダン(階段・怪談)」か?しかし、そうでなくても「大阪という都市の歴史」をしっかり知ることが出来て、「行ってみたいな」という「観光ガイド」としても役立つと思った。

今度また、意識して「上町台地」に行って「坂巡り」をしてみたいと思いました。


star4

(2017、10、15読了)

2017年10月20日 12:34 | コメント (0)