新・ことば事情
6511「『新』はすぐに古くなる」
家の近くの「パチンコ店」で、取り壊し工事をしていました。
「ニュー○○会館」
という名前です。たしか、出来てまで10年は経ってないと思うのですが。
それを見て思ったのは、
「『ニュー』=『新』は、すぐに古くなる」
ということです。思えば、
「新自由クラブ」「新進党」「新生党」・・・・etc.
それぞれ、
「出来た瞬間が、一番新鮮」
であり、あとは「右肩下がり」だったのではないでしょうか?いや、内容はともかく、その「ネーミング」に関しての話です
「新」というのはインパクトはあるけれども、それゆえに、長続きしない。
「ニューヨーク」「ニューオリンズ」「ニューメキシコ」
など「地名」は長続きしますが、長続きすればもう、「ニュー」に「新しい」という意味は失われています。それは、
「名前に頼らない『あり方』を確立できたから」
ではないでしょうか?
「パチンコ店」の場合は、名前に関係なく「新しい機材の入れ替えが重要」です。しかしもしかしたら、
「パチンコじゃない業種の店」
に変わるのかもしれません。そういえば、昔、近くにあった別のパチンコ店は、建物そのままで、
「学習塾」
になっていたっけなあ。
(追記)
やはりこのパチンコ店も、内装を変えて「学習塾」が入るそうです。
「パチンコ店」の建物は、「学習塾」に利用しやすいのか?そういえば、先日廃業した「コンビニエンスストア」も、「学習塾」が入っています。街じゅう「学習塾」と「美容室」(「理髪店」「ヘアーサロン」)だらけです。それだけ、顧客がいるということなんでしょうねえ。
(2017、12、18)