新・ことば事情
6506「ゼッケン2」
10月10日、カナダ・モントリオールで行われた「体操の世界選手権」で、個人総合で銅メダル、種目別の「ゆか」と「跳馬」で金メダルを獲得(「跳馬」は日本勢で39年ぶり金メダル)した白井健三選手ら一行が、千葉・成田空港に帰国しました。
会見で白井選手は、
「内村航平選手の"ゼッケン"を、お守りとして持って行った」
と話していました。この、
「ゼッケン」
という名称ですが、最近、「陸上競技」では使われなくなっています。代わりに、
「ナンバーカード」
という名称が一般的になっていますが、体操では使うのかな?内村航平選手も、会見で、
「ゼッケン」
と言っていました。競技によって違うのかもしれませんね。
「平成ことば事情3411ゼッケン」もお読みください。
(追記)
10月15日、池井戸潤原作のTBSの新ドラマ『陸王』の中で、竹内涼真さん演じる実業団のマラソン選手が、大会で名前を読み上げられた際に、
「ゼッケン12番、茂木」
というように、
「ゼッケン」
が使われていました。原作も「ゼッケン」だったのかな?読んだけど覚えてないな。
「2016読書日記110『陸王』」(池井戸潤、集英社:2016、7、10)もお読みください。
(2017、10、16)