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『道浦TIME』

新・ことば事情

6504「群馬県南牧村」

ニュースで、

「群馬県南牧村」

という地名を目にしました。この「南牧」ですが、

「なんもく」

とルビが振ってあったのです。普通に考えると、

「牧=マキ」

と読みます。しかし、この地名では、

「牧=モク」

になっています。そういえば横浜の「本牧」も、

「ホンモク」

「牧=モク」ですよね。この、

「マ→モ」

「キ→ク」

の音の違いについて、通勤の電車の中で考えてみました。

両方の音を発音してみて、その違いが、

「口の開き」&「舌の位置」

にあることに気付きました。

「マ」は、

「舌は下に下げて、口を大きく開く」「口の中の前の位置で発音」

しますが、「モ」は、

「口は余り開かず、舌の位置は、真ん中あたり」

です。また、「キ」は、

「口を横に広く開き、口の中は狭く、舌は前に出すような感じ」

です。そして「ク」は、

「唇をすぼめて前に付き出すような感じで、舌の位置は『キ』と同じ」

です。ただ「マキ」と続けて言う場合の「キ」は、それほど横に口を開かなくても、舌をうまくコントロールすれば、音が出るという感じ。

また、両手でほっぺたを押さえて「マキ」というと「モク」に聞こえるように発音できます。そんな、音の関係かな。

わかったような、わからないような。

(2017、10、10)

2017年10月12日 15:16 | コメント (0)