新・読書日記 2017_117
『ちいさい言語学者の冒険~子どもに学ぶことばの秘密広瀬友紀、岩波科学ライブラリー:2017、3、17第1刷・2017、5、25第3刷)
著者は、「関西出身」で「東京大学准教授」で「お母さん」。
「お母さん目線」+「言語学者目線」で、子どもの言葉の習得の様子を記録して来た。こういった観察は、言葉に関心の深い人は子育てに際して必ず行っているだろうと、著者は言う。たしかに、私もやってました!子どもの言葉はおもしろいし、その成長過程の観察は、とても勉強になります。それを、より深く「言語学者」の分析を交えながら、しかし学術書のような硬い感じでなく、素人にもわかりやすく書かれた一冊。「子どもの言葉の成長日記」。「そうそう!」と、うなずきながら読めます。「ちいさい言語学者」とは、もちろん「子ども」のことですね!
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