新・ことば事情
6489「皇后さまのしんどい」
「2011年11月14日」に書きかけました。
皇后さまが「喜寿(77歳)」のお誕生日のコメントで、
「しんどい」
とおっしゃっていたのです。それを聞いて、
「『しんどい』は、もう標準語なのか!」
と感動したのでした。
それをメモしておいて、「6年」が経ちました。
先日、タモリさんとノーベル賞の山中伸弥教授の司会で放送していたNHKの「人体」の特集番組を見ていたら、実は「脳」からだけでなく、体中の各細胞が「指令」を出していると。その中で、「心臓」が出す「ANP」というメッセージの中に、
「疲れた、しんどい」
という文字が見えたのです。「心臓」も「しんどい」と言うのかあ・・・。
「しんどい」は「疲れた」とも、またニュアンスが少し違うのですよね。「しんどい」としか言えない状態があるのは確かです(キッパリ!)。
もう「標準語」ですかねえ・・・・「しんどい」は。(なぜか、ちょっと弱気)
いや、もう完全に「標準語」なのでしょうね。