新・ことば事情
6480「ぼやき川柳」
9月30日のNHKラジオ第一の「ぼやき川柳」、久々におもしろかったなあ。車に乗っている時ぐらいしか、ラジオは聞かないのだけれど、たまたまその日は「当たり」でしたね。
覚えているものを書き連ねると(記憶に頼っているので、少し違うかも知れません。悪しからず。)
「棺桶の ガラスの窓が 曇ってる」
「弁当に ノリで"ハズレ"と 書いてある」
「俺の肩 触れればちょっと よろけるぜ」
「包丁が悪いと 妻のみじん切り」
「朝起きて ヒヤッと便座 秋を知る」
特に最初の、
「棺桶の ガラスの窓が 曇ってる」
って、これはもう事件ですよ!なんで客観的に落ち着いて川柳なんか読んでるのよ、警察呼んで!!っちゅう話でしょ。中の人、まだ生きてるで!
単にガラスが汚れてるということも?そうそう、これ使い回しの棺桶で・・・のわけ、ないいやんか!「中古の棺桶」はイヤでしょう、中の人も周りの人も!大体、焼いちゃうんだから、「中古の棺桶」なんて、残ってないよ
最後の、
「朝起きて ヒヤッと便座 秋を知る」
も、なんか季節を感じますなあ。これは「川柳」と言うか、ちゃんと「俳句」ですね。
最後の「秋を知る」は「秋を知り」の方がいいかな、「しり(尻)」だけに・・・。
才能とウイットに富んだ皆さんが、このラジオを聞いているんだなあと、車の中で声を上げて笑いながら感心したのでした。