新・ことば事情
6455「大楠のアクセント」
ことしの5月3日に放送した「かんさい情報ネットten.」の「若一探検隊」で、香川県の志々島(ししじま)を探検していました。その際に見に行った「巨大のクスノキ」、
「大楠」
を、黒木アナウンサーは、
「オ\ークス」
と「頭高アクセント」で読んでいて、違和感がありました。
これは「平板アクセント」で、
「オ/ークス」
ではないでしょうか?
「オ\ークス」
と「頭高アクセント」読むと、英語の、
「oaks」
に聞こえます。なんか、そんな名前の「競馬のレース」もあったような気がします。
ただ、現地の案内人の女性も、黒木アナウンサーと同じ、
「オ\ークス」
と「頭高アクセント」で話していたので、現地ではそう呼ぶのでしょう。
ちなみに「オーク(oak)」は、日本では
「カシ(樫)」
と訳されることが多いのですが、実は、
「ナラ(楢)」
の木だそうです。(平成ことば事情3688「オークは樫か?」参照)。
いずれにしても「頭高アクセント」だと、
「ク\ス(楠)」
に聞こえない感じです。
・・・・といったメールを、4か月前に黒木アナウンサーに送りましたが、きょう(9月20日)、「再放送」していたので、それを思い出して書いたわけです。