新・読書日記 2017_107
『安楽死で死なせて下さい』(橋田壽賀子、文春新書:2017、8、20)
「渡る世間は鬼ばかり」の脚本家である橋田壽賀子さん、92歳。
90歳を超えて現役である(半分、引退しているようではありますが)彼女の「死生観」について書かれた一冊。
最近、本当に「アラハン」(アラウンド100歳)の方の活躍が目立ちますよね。もう完全に「超高齢社会」に突入しているんだということが、よく分かりますね。
橋田さんは、生涯独身だと思っていたら、40歳前の頃に年下のTBSの社員と結婚してたんですね。でも、旦那さんが若くして(60歳ぐらいで)亡くなっちゃって、それ以来、独り身。でも、ずっと旦那さんと一緒にいる気がするんですって。気配を感じると。
先月、大学時代ののグリークラブの同期が、がんで57歳で亡くなり、今月は会社の1期先輩が、57歳の1か月前に突然亡くなり、同じ日に会社の4つ上の60歳の先輩が亡くなっているのが見つかったりし、超高齢化の一方で、若くして亡くなる人も身近にあると、
「死」ということを考えざるを得ませんね。
80歳以上で元気に長生きされている方は、本当に幸せなんだなあと思います。
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