新・ことば事情
6450「変な汗、かきました」
1年前のこと。(こうやって書きかけになっているものが、もの凄く多いのです。)
2016年8月25日放送の読売テレビの「かんさい情報ネットten.」で、
「魚焼き器が開かなくなった」
という状況で、タレントさん(誰だったか、忘れた。たぶん、浅越ゴエさん)が、
「変な汗、かきました」
と言ったのが気になりました。これはつまり、
「焦った」
という意味合いでしょうが、こういう時に、
「変な汗」
をかくのでしょうか?これは、従来なら、
「冷や汗」
というのではないでしょうか?
グーグル検索では(9月12日)
「変な汗かいた」=2万5200件
で、「アジアのお坊さん」というサイトでは、「2012年5月9日」に、
「変な汗って、どんな汗?」
というタイトルのコラムが書かれています。
https://blogs.yahoo.co.jp/pwbdt973/38075945.html
それによると、
『最近よく聞く、「変な汗かいた」、「変な汗が出てしまった」という言葉。別に芸人やタレントさんがそんな言葉を使ったからと言って、おかしな言い回しをするべきじゃない!などと怒っている訳ではありません。ただ私が気になるのは、普通一般の素人さんたちがそれをまねて、何でもない場面で「変な汗が出た」と言ってる時です。「変な汗が出た」という言葉は、普通だったら汗が出ないような場面で汗が出るから、「変な汗が出た」なのでしょう?ただ単に、汗をかくほどあせって困ったというだけなら、「汗をかいた」でいいんじゃないですか?』
と記されていました。
同感ですね。