新・ことば事情
6444「来れる」
さだまさしの『飛梅』という曲を聞いていて「ら抜き言葉」を発見しました。
「来れるといいのにねと」
という歌詞です。「ら抜き言葉」の中でも一番違和感がないのが、「来る」の可能動詞形の、
「来れる」
ですね。本来ならば、「ら」を入れて、
「来られる」
なのですが、やはり随分昔から「来れる」は使われているようです。
さだまさしさんの『飛梅』は、1977年発表のアルバム『風見鶏』に収録されています。このアルバム、持っています。高校の時に買いました。
そうか、もう40年前なのか。少なくともその頃から「来れる」は使われているということですね。