新・読書日記 2017_099
『死ぬほど読書』(丹羽宇一郎、幻冬舎新書:2017、7、30第1刷・2017、8、16第3刷)
売れてますねえ。1か月足らずで3刷です。字も少し大きめだし、読みやすい。元・伊藤忠商事社長で、初の民間中国大使も務めた著者。読書とのかかわりを書いています。
先日新聞に、若者からの「読書は、なぜしないといけないのか?」とい投書があって、それに対する「アンサー」として書かれたのがこの本。
この本の印税は、伊藤忠創業者・伊藤忠兵衛関連の資料保存のため、滋賀大学の史料館と、中国からの日本への私費留学生のための奨学金とするために日中の友好協会へ全額寄付されるとのこと。エライ!
「他人の失敗談は役に立たない」「怒りを抑えるよりは、小出しに出す」
などなど、「なるほど」と思いました。本好きにとっては、特に目新しい内容ではありませんでしたが。
タイトルは、結構インパクトがあるが、最終章のタイトル「本の底力」というのも、この本で言いたかった「本質」なんじゃないかなあと思いました。
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