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『道浦TIME』

新・ことば事情

6426「ペトリコール」

先日ツイッターで知った言葉、

「ペトリコール」

これは、

「雨が降る時に、地面から立ち昇る匂い」

なのだそうです。

英語には、こういう状況を指す言葉・単語がちゃんとあるのですね。日本語にもあるのでしょうけど、パッとは思いつきません。

グーグル検索では(8月18日)

「ペトリコール」=6万5700件

でした。「ウィキペディア」によると、

「ペトリコール=この言葉は1964年にオーストラリア連邦科学産業研究機構の鉱物学者ベアー(Isabel Joy Bear)とトーマス(R. G. Thomas)が『ネイチャー』に発表した論文の中で作られた造語。論文では、"長い間日照りが続いた後の最初の雨に伴う独特の香り"をペトリコールを定義している。特定の植物から生じた油が地面が乾燥している時に粘土質の土壌や岩石の表面に吸着し、雨によって土壌や岩石から放出されることにより独特の匂いが発生するとしている。(中略)雨の匂いの原因となる物質としては他に、雷によって発生するオゾンや土壌中の細菌が発生させるゲオスミンなどが知られている。」

とのことでした。

「特定の植物から生じた油」が関係するから「ペトリ」なのか!

(2017、8、18)

2017年8月25日 15:52 | コメント (0)