新・ことば事情
6415「射出」
北朝鮮のミサイル発射のニュースでよく出て来る言葉に、
「射出」
があります。あまり聞き慣れない言葉ですが、
「シャシュツ」
と読みます。
「射出角度」
などと使われますが、日常生活では、あまり目にしませんね。意味は、
「発射」
と、ほぼ同じですね。グーグル検索では(8月2日)、
「射出」=2200万件
も出て来ました。ネットの『デジタル大辞泉』によると、(1)の「発射」の意味以外にも、意味があるようです。
(1) 矢・弾丸などをうち出すこと。発射。
(2) 水などを、細い口から勢いよく噴き出させること。また、噴き出すこと。
(例)「型の中にプラスチックを射出する」
(3) 中央の一点から諸方向にまっすぐ出ること。放射。(例)「光線が射出する」
ということで、「ミサイル専用」の言葉だと思っていたので、
「あまり、こういう言葉が頻出しないほうが良いな」
と思っていたのですが、「ミサイル」以外にも「専門用語」として使われる言葉のようですね。