新・ことば事情
6367「4一玉打」
きょう(7月3日)の「ミヤネ屋」で、きのう30連勝を懸けた勝負に敗れた藤井聡太四段の将棋の様子をお伝えしました。途中で、
「棋譜」
も少し出て来ました。どこに指したかというのを、
「9七歩」「4二金」
のように、盤面の「横軸」は「洋数字」で、「縦軸」は「漢数字」で表しているのです。そんなテロップの中に、こんなものが。
「4一玉打」
ん?ちょっと待てよ。「打」というのは、
「手駒の中から指してくる場合」
に書かれるんですよね、ということは、
「『4一』の枠に『玉』を差した(打った)」
ということ?それって、手駒の中に「玉」があったら、
「もう、その将棋は勝っている(終わっている)」
ではないですか!それに気付かないのは、我々が子どもの頃にやっていたような、
「ヘボ将棋」
ですよね。藤井聡太四段のようなプロが、そんなミスを犯すはずがありません。
これは、単に「4一」の位置に「玉」を動かしただけのはず。
「持ち駒から打った(指した)わけではない」
はずです。確認したら、やはりそうでした。危ない、危ない!
こんな素人が、頑張って勉強して、VTRを作っています。