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『道浦TIME』

新・ことば事情

6364「うなづら」

草野心平作詞・多田武彦作曲の男声合唱組曲『北斗の海』の歌詞の中に、

「うなづら」

という言葉が出て来ます。漢字で書くと、

「海面」

です。この「海」を、

「うな」

と読めるのか?という疑問が出て来ました。

暫く・・・数日考えて、ハッと思い付きました。

そうか、「うなづら」の「な」は、

「きなこ」「みなも」

のように、現代語で言うところの、

「の」

に当たると。だから、

「うみ(海)のつら」=「うみ(海)なつら」

で、この際に「うみ」の「み」が脱落して、

「うなづら」

になったのではないでしょうかね?

(2017、6、23)

2017年6月27日 10:48 | コメント (0)