新・読書日記 2017_069
『在日の涙~間違いだらけの日韓関係』(辺真一、飛鳥新社:2017、4、17第1刷・2017、5、3第2刷)
「ミヤネ屋」に毎週のようにご出演いただいている、辺真一(ピョン・ジンイル)さんの新著。これは買って読まないといけないと思って購入。表紙が、すごく爽やかなご自身写真で、白い表紙に赤い大きな文字「在日の涙・辺真一」と。目立ちます。
在日二世の辺さんは、大学時代は「ピョン・ジンイル」ではなく。同じ漢字を日本語読み(?)して「ナベ・シンイチ」と名乗っていたそうです。知りませんでした。そして「新聞記者」というのは総連関係の機関紙などを発行する出版社だったそうです。当時は在日二世が「サラリーマン」になるなど「夢のまた夢」だったそうです。
しかし、日本で生まれ育つ中で、「オールドカマー」としての矜持を持つ辺さんは「反日韓国」への違和感が芽生え、今のような仕事をするようになったと。その目線で「韓国のダメな所」、そして、そんな韓国と上手く付き合えない「日本の弱点」について書いています。
また「竹島問題では日本完敗」だとも論じています。全体としては「ダメな韓国」「韓国の故子がダめ」という点を、コリアンだからこそわかる目線で指摘しています。第5章(最終章)「韓国外交はなぜ裏切るのか」では「朴大統領とはなんだったのか」「朴槿恵大統領退陣の理由」にも言及しています。結論から言うと、
「強力なリーダーシップがなければ、韓国政治の指導者たりえない」
その点、彼女は中途半端だったと。今度の人は、どうなんでしょうね?文(ムン)大統領は?
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