新・読書日記 2017_067
『海北友松』(京都国立博物館、2017、4)
4月11日から5月21日まで京都国立博物館で開かれていた「海北友松展」。(巡回はないそうです。)会期中は約16万人を超える来館者があったそうだ。最終日は混むだろうからと、その前日(5月20日)に行って来た。それほどは混んでなかった。ほど良い混みよう。
この「海北友松」という人の名前、「海北」と「友松」の2人かと思っていた。しかも「かいほく」「ともまつ」だと思っていたら、なんと「かいほう・ゆうしょう」という読み方で、一人の人だと!全然、知りませんでした。
京都・七条の京都国立博物館、いつもは「旧館」のほうで、狩野派の襖絵とか屏風絵の展覧会があるのだが、今回は「平成新館」のほうでの展示。「海北友松」展の展示の間に、常設展の「仏像の展示」も見られる。というか、そこを通らないと最後の展示室に行けないという"つくり"だった。で、その仏像がなかなか良かったのですね。面白いです。
「海北友松」は、「龍」の絵が良かったのだが、中でもその「龍」の中に「鼻毛」が出ている龍がいて、まるで漫画「天才バカボン」に出て来る「バカボンのパパ」そっくり!漫画のルーツでもあるのではないか?「鳥獣戯画」もそうだけど。そんな気がして、面白かったです。
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