新・ことば事情 (2017、5、24)
6342「群雀蘭」
5月19日の「ミヤネ屋」で、"終活"について特集をしました。その中で、假屋崎省吾さんがデザインした「棺桶」を紹介しました。どれも、結構派手なデザインでしたが、そのうちの一つに、
「群雀蘭」
という名前のものがありました。この読み方に関して、パネルにルビが無かったので、
「これはルビを振るべきだろう、読めないもん」
と思って辞書を引いたら、
「群雀蘭(むれすずめらん)」
と載っていたので、そのようにルビを振るように指示しました。
ところが本番を見ていたら、
「群雀蘭(ぐんじゃくらん)」
になっていたので、慌ててこの日の項目デスクに電話したところ、
「発売元に確認したら、假屋崎さんの棺の『商品名』の読み方は『ぐんじゃくらん』なのだそうです。」
とのことでした。「商品名」なら、それに従うよりほかはありません。
ちなみに「植物の名前」は「むれすずめらん」で、
「オンシジウム」
とも言うそうです。また「群雀」は、
「むらすずめ」
とも読み、「むらすずめ」という「岡山のお菓子」もあります。ややこしいなあ!