新・読書日記 2017_055
『ゴーマニズム宣言~天皇論平成29年』(小林よしのり、小学館:2017、3、4)
漫画ではあるが、黒々と書かれた絵と共に、ほとんどが「文字」で埋め尽くされており、老眼になった今は、大変読みにくい。読み通すのに1か月近くかかってしまった。
そもそも550ページぐらいあって、重くて分厚い。
以前「天皇論」は出ているが、今上天皇の「退位」(譲位)が現実のものとなって来た去年8月の「お気持ちの表明」以降、改めてこの問題に正面から取り組んだものだと思う。敬意を表する。
いろんな意見の方がいて、それが「国民の象徴」としての「天皇の存在」を考えるきっかけになることは良いと思うし、また、「歴史」をもう一度学ぶきっかけになることは良いと思うので、今読んでおきたい本の一冊である。
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