新・読書日記 2017_048
『大阪的』(津村記久子・江弘毅、ミシマ社:2017、3、25)
本屋さんでいっぱい並んでいた、この本の表紙を見ていたのだが、結局、上田玉芳堂に頼んで取り寄せた。それで驚いたのは、薄い本やねん!95ページしかないの。表紙だけ見たら300ページぐらいあるもんやと思っていたので、ちょっと(表紙だけに)拍子抜け。
冗談はさて置き、生粋の大阪人である二人が、「大阪」について語る。別に「大阪愛」な本ではなく、大阪人が大阪を客観的・第三者的に見たら、どないなるんやろ?みたいな感じかな。とりあえず、目次を見たら、雰囲気はわかると思う。
「イケアを大正化しちゃった大正区民」
「みんな方言しゃべったらええのに」
「天満も福島も全然違う、けどなんか似てる」
「すごいローカルなことを守っている都会」
「大阪は最後の『ローカル連合』」
「『トランプってヅラかな』ってずっと思い続けないとあかん」
「ガラ悪いところをガラ悪いって書くのは嫌や」
などなど。是非、読んでみてや!
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