新・読書日記 2017_047
『「ミヤネ屋」の秘密~大阪発の報道番組が全国人気になった理由』(春川正明、講談社+α新書:2017、3、16)
「ミヤネ屋」に出演している、読売テレビの解説委員長・春川正明氏の初の著作。
出てすぐに、近くにの本屋で探したのだけど、何軒か回ったけど、なぜか全然見つからず、結局、いつも注文する本屋さん(上田玉芳堂)に頼んで取り寄せて、ようやく手に入れた。品薄なのか?
第1章と第2章で「ミヤネ屋」制作の舞台裏と言うか、密着ドキュメントみたいな苦労話を、第3章・4章はメイン司会者の宮根誠司さんの素顔を、第5章で春川氏自身のこれまでのジャーナリスト人生に関連したことが書かれている。
まあ身内だから、我々にとっては内容は、大体読まなくても知っていることばかりではありますが、かなり赤裸々に書いてありますので、テレビ番組・テレビ局の報道マンの仕事の内容を知りたい「学生さん」なんかには、お勧めです。
なお、1か所、誤植発見!65ページから66ページにかけて、
×「取材最前線が最も偉いという考えに必ずしも捕らわれない理由は」
→○「取材最前線が最も偉いという考えに必ずしも捉らわれない理由は」
この場合の「とらわれない」は、「捕捉」の「捉」を使います。「ミヤネ屋」では、そう直します。もし、重版が掛かるようであれば直してくださいね。(事前にゲラを見せてくれれば、直せたのに。)まあ、偉いも偉くないも、ないんだけどねえ。
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