新・読書日記 2017_035
『拍手のルール~秘伝 クラシック鑑賞術』(茂木大輔、中公文庫:2011、9、25)
N響のオーボエ奏者で、指揮者もするしエッセイストとしても名高い「もぎぎ」こと茂木大輔さんのエッセイ。あの「のだめカンタービレ」の音楽監修も務めたのだそうです。「のだめ」も面白かったけど、この本も面白いですねー、「ふざけてんのか!」と思うぐらい、自由奔放に書き書きまくっています!
この本、本屋さんで見つけたのではなく、日頃、まず行かない大阪の「ミナミ」で、フラフラっと入った大きな楽器店で購入。楽器屋さんで音楽の本を3冊買いました。
タイトルが良いよね。クラッシックのコンサートへ行って、よく知らない曲とかだと、どこで拍手していいのか、ドキドキしますからね。「ルールがあるんなら、教えてよ!」と、たしかに思うけど、誰も教えてくれないから、周りの人に恐る恐る合わせるしかないし。
で、その「拍手」に関しては、実は「第3章」だけで、全体の5分の1ぐらいしか書かれていないんだけど、それでも勉強になる本でした。特に、ふだん全く意識しなかった「調性」について、ベートーベンの9つの交響曲の調性は、
1=ハ長調
2=ニ長調
3=変ホ長調(「変」はフラットの意味。「嬰」はシャープ)
4=変ロ長調
5=ハ短調
6=ヘ長調
7=イ長調
8=ヘ長調
9=ニ短調
なんですって。へぇー。勉強になりました!
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