新・読書日記 2017_032
『図書館の主(あるじ)9』(篠原ウミハル、芳文社:2014、11、30)
図書館の司書が主人公、いや、というか「児童図書館」が主人公という大変珍しい(?)(まあ、言ったらなんだけど地味な)漫画。でも面白い。なかなか小さな書店では見つけにくくて、単行本も飛び飛びにしか持ってない(読んでない)。たまたま見つけたので購入。続きも読みたい。
図書館の働き手としての司書の悩みが描かれている。また絵本や児童書の「本当の深い意味」が解説されていて、それが登場人物の人生に影響を与えて行くところが、興味深い。
「本当は怖い童話」のような雰囲気もあるのだけれど。
また、登場人物の主だったところの他人の「名字」が「御子柴」とか「八重樫」とか「小手川」とか「3文字」なのは、何かこだわりがあるのかなあ。気になる。
そうそう、「芳文社」と言えば、10年前に私が「監修」を担当した「日本語」に関する「いのうえさきこ」さんの漫画『かなりあやしい!?~おかんとつっこむ微妙な日本語』の出版社じゃないか!懐かしいなあ。
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