新・読書日記 2017_028
『汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師~インテリジェンス畸人伝』(手嶋龍一、マガジンハウス:2016、11、17)
「ミヤネ屋」にご出演頂いている「手嶋龍一さん」の最新作。
手嶋さんの趣味の一つは「変わった人間=畸人」を観察することなのだそうだ。
そんな趣味の人こそ「畸人」では?とも思うのだが、少し気持ちは分かる。
中でも「畸人中の畸人」が就く職業が「スパイ」。「インテリジェンス」と呼ばれることもありますが、最近、注目されてますよね。「ウィキリークス」のアサンジや、スノーデンも、ある意味「インテリジェンス」の中に含まれる。彼らの話も出て来るし、歴史的に有名なスパイの話も出て来る。ちょっと外国人のカタカナの名前が多いので、なじみにくいが、どんどん引き込まれていく感じだ。
これを読みながら私が注目していたのは、「情報」と「諜報」の違い。手嶋さんは、どのように使い分けをしているのだろうか?というところに注目して読んでいった。
読み進むうちに、その違いがだんだん分かってきたような気がしました。
最初の方のページ(21ページ)に「誤植?」と思われる箇所が1か所。
×「周ファミリー」→○「習ファミリー」
ではないか?時代的にも「周恩来」ではなく「習近平」のことだと思うし。
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