新・ことば事情
6267「ガエル・ガルシア・ベルナル」
「ミヤネ屋」の午後3時前のコーナーで、日本テレビからのニュースを伝えてくれている女性キャスターが、これまでの下川美奈子さんと岸田雪子さんに代わって、1月から新メンバーになっています。日本テレビ記者の、
「鈴木美穂さん」と「岸倫子さん」
です。先輩の下川さんと岸田さんが上手すぎたので、それと比べると、まだちょっと慣れていない感じのところもありますが、毎日とっても一生懸命、真面目に伝えようと頑張ってくれていると思います。(プロだから当たり前ですが。)しばらくすると、きっと先輩たちのようにドッシリと大きく構えられるようになると思います。
さて、その鈴木さんが2月27日、アメリカの「アカデミー賞」のニュースを伝えていたときのこと。何でもないところで「噛んで」しましました。
「メキシコ人俳優」
というところです。私が見るところ原因は、
「その後に出て来る、そのメキシコ人俳優の名前」
にありました。というのも、その名前は、
「ガエル・ガルシア・ベルナル」
というのです。これは難しそう。カタカナで書く外国人の名前でも、
「ブラッド・ピット」
とか、
「ジョージ・クルーニー」
とか、「名前・名字」という「2つ」のくくりであれば良いのですが、
「3つ以上」
になると、ちょっと、
「読みにくいな・・・」
という気がしますね。しかも、
「同じような音が続く場合」
も緊張します。その「苦手意識」があったために、何でもない「メキシコ人俳優」という、
「難しい名前の"前"のところ」
でトチってしまったのだと思います。
あまり苦手意識は持たずに淡々と。そして「苦手意識を持たない」ためには、その言葉だけを、事前に100回言うと慣れます。もし、万が一慣れなかったら、もう100回言う。お試しください。