新・ことば事情
6259「『ビリギャル』に出て来た慶應義塾大学の校舎に」
映画「ビリギャル」(「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」)に出て来た慶應義塾大学の校舎に、
「ラテン語の文字」
が刻まれているのが見えました。録画していたので停止させて書き取りました。こんな文字でした。
「HOMO NEC VLLVS CVIQVAM PRAEPOSITVS NEC SVBDITVS CREATVR」
(ホモ・ネク・ウールス・クウィークアム・プラエポシトゥス・ネク・スブディトゥス・クレアトゥール)
ラテン語の「V」は「U」なのですよね。そう思って見ると、「ローマ字読み」で読めなくもない。
これはどういう意味なのか、調べてみたところ、なんとあの「福沢諭吉」の、
「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず」
のようなのです!そうだったのか!慶應の人は、みんな知ってるのかな?
「ヤフー知恵袋」(2014年12月24日)の質問に対して「ベストアンサー」に選ばれた「elegant_tasty_new_coffeeさん」の回答によると、
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13139789623
単語の意味は、
「homo=人間」
「nec...nec.=〜でも〜でもない」
「ullus=どんな」
「cuiquam =quisquam(誰か)の与格」
「praepositus=praepono(上に置く)の完了受動分詞」
「subditus= subdo(下に置く)の完了受動分詞」
「creatur= creo(創る)の接続法受動相三人称単数現在形」
だそうです。
勉強になりますね!