新・ことば事情
6237「2月3日号」
1月20日、いつものように「ミヤネ屋」のテロップチェックをしていると、テロップ作成のオペレーターさんが質問をしてきました。
「道浦さん、『FRIDAY(2月3日号)』という」クレジットがあるんですが、まだ『2月3日』は来ていないので、これは去年のではないですか?『2016年』と入れなくていいんですか?」
と聞いて来てくれました。
雑誌の「○月○日号」という「日付」は、新聞などのような「発行日」ではなく、
「発行(発売)日よりも、先(未来)の日付」
になっており、いわば、
「賞味期限」
のようなものです。つまり、
「その日付までは、掲載情報の鮮度は保証します」
というようなことですね。
あまり雑誌を読まない若い人は、雑誌も新聞と同じ様に
「発売日(発行日)を記してある」
と思っていたんですかね?
今回のネタは「6股疑惑の狩野英孝が、今度は女子高校生と」というものでしたから、もしかしたら、
「去年の『FRIDAY』の可能性」
もあります。しかし、ことしの「2月3日」は「金曜日」です。「FRIDAY」は、毎週「金曜日発売」なので、
「ことしの2月3日」
の可能性が高い。確認をすると、
「ことしの2月3日号」
だったので、「2016年」も「2017年」も入れずに、
『「FRIDAY」2月3日号』
のままで放送しました。