新・読書日記 2016_197
『スクープ!~週刊文春エース記者の取材メモ』(中村竜太郎、文藝春秋:2016、9、30)
今年に入ってスクープを連発した「センテンス・スプリング」こと「週刊文春」。その特ダネはどのように生まれたのか?現役の「文春記者」は、その正体を明かすと取材できなくなるので、長年「文春記者」を務めた著者が、その「スクープ」の数々の「舞台裏」を記す。中には「オウム事件」など随分古いものもあるが、やはり最初に書かれた「シャブ&ASKA」と名付けられたスクープに関する記述が、今一番注目・旬であろう。
結局「特殊な人脈」を作るというわけではなく、「地道な人脈づくり」がある時、突如として特ダネにつながる、ということのように感じましたけどね。昔で言う「トップ屋」ですね。梶山季之のような。
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