新・読書日記 2016_195
『トランプ大統領の衝撃』(冷泉彰彦、幻冬舎新書:2016、11、25)
アメリカ在住のジャーナリストである著者が、現地で取材して来た大統領選挙の様子を毎週のように詳しくリポートしている。それをまとめたものに、11月最初の「決戦」の様子を付け加えて、文字通り「緊急出版」されたもの。
丹念に読んでいくと「トランプ大統領」に至る過程、風向きの変化は少しずつ感じられていたように思う。「結果」に対する「衝撃」はあったものの、「そうなるかもしれない・・・」ということは、アメリカの人々は感じていたのではないか?というように思った。それだけ、ここ20年ほどの「世の中の流れ」は、耐えられない・我慢ならないものになっていたということだ。
star4