新・読書日記 2016_185
『九十歳。何がめでたい』(佐藤愛子、小学館:2016、8、6第1刷・2016、11、15第9刷)
なんともう35万部も売れているそうだ。
もう、やんちゃなおばあちゃんなんだから。
字がとっても大きいです。だって、90歳のおばあちゃんだから。いや、実際はもう93歳になっている。若い時の(と言っても今の私ぐらいの年だった)の本も読んだが、まあこういう元気なおばあちゃん、「かくしゃく(矍鑠)」としているんですね。
いやな婆さんだよ、言いたいことはバンバン言うし。でも気持ちが良いですね。笑えるし。昔よりは笑えなかったが、この本の読者層にとってはクスクス、ゲラゲラ笑えるんだと思う。家のリビングのテーブルにこの本を置いていたら、小6の娘が、
「あ、この本、おばちゃんも読んでた!」
と・・・。
「おんなじ本?」
「うん。なんか急にクスクス笑い出したりして気持ち悪かったから、覚えてる」
・・・母、81歳。趣味が同じか。血だな。読み終ったら両親にあげようと思っていたのだが、不要でした。
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