新・読書日記 2016_184
『昭和のことば』(鴨下信一、文春新書:2016、10、20)
元、TBSドラマを代表するプロデューサーで、「言葉」に関する造詣と愛情も深い。これまでに何冊も、著書は読ませていただいています。年齢的にはもう「傘寿」というお年・・・うちのおやじと同い年(昭和10年生まれ)じゃないか!
「昭和の言葉」というからには「今は使われなくなった言葉」が中心だが、流行語の類ではなく、まさに「昭和という時代」に寄り添って来た風俗・時代に沿って使われた言葉。言葉の使い方に愛情を込めて寄り添うエッセイ。
中には「え?今も使ってるし『昭和』限定の言葉じゃないんじゃないの?」と思うものもあるが、よくその説明を読んでみると「なるほど、そういう捉え方があるのか」と納得できる一冊。
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