新・読書日記 2016_181
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(伊藤亜沙、光文社新書:2015、4、20)
去年、出てすぐに購入して「読みさし」になっていた本だが、いざ自分が「網膜剥離」でに手術・入院してみて「目の見えない」状態(片目だけですが)を経験しただけに、やはり読んでおきたい本だということで、退院後すぐに読んだ。
結論から言うと、「目の見えない人」には、「見えないけど、見える表現方法」があるということ。たとえば「絵画を見ること」は「絵の内容を、他人の言葉で説明してもらったものを、頭の中で描き直す」訳である。そして、やはり目が見えないことは大変なんだなあという当たり前のことを、改めて感じました。
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