新・読書日記 2016_167
現代用語の基礎知識2017』(自由国民社:2016、11、16)
今年も出ました『現代用語の基礎知識』。69年目になるそうです。来年は70周年。今、「紙」で出ている唯一の現代語事典ですが、「70周年」って、ひとつの区切りになるかも・・・
今回は、去年と同じ「真っ白い表紙」に、なんと「くまモン」が大きくあしらわれていてとても目立ちます。「大きい字版」は「赤い表紙」にやはり「くまモン」。最初ちょっと違和感があったけど、ことしは「熊本地震」もあったし、こういうデザインもかわいくていいかな、と。しかもこの表紙、「カバー」になっているんですね。これは、これまでになかったことです。
内容は、天皇陛下の「生前退位」や「安倍政権について」、「相模原の事件」などについての有識者の論文が巻頭に載っていて、私が書いた「日本語事情」や流行語などの分野も、巻頭にところに載っています。ページ数で言うと「2ケタ」のところ。(「日本語事情」は、たった3ページですが、96~98ページに載っています。)
ことしは、ちょうど原稿の締め切りのときに「右目の網膜剥離」で入院してしまったので、2つほどの項目の原稿を病院のベッドの上で手書きで、左眼だけで見て書き、それを息子と妻にパソコンで清書してもらって送るという、綱渡りになってしまいましたが、ちゃんと本が出て良かったです。是非お読みください。
新しい試みとして、昔の「ぴあ」で言うと「はみ見出しぴあ」の所(余白)が、「日めくりメモ(カレンダーメモ)」みたいになっています。これ、白の表紙の普通版では、余白が小さくて目立たないけど、赤い表紙の「大きい文字版」では目立ちます。書き込みやすいのでは?その日付を見てメモを書いて各ページを読むことが出来るという、一石二鳥ですね。おためしを。