新・読書日記 2016_144
『終わった人』(内館牧子、講談社:2015、9、16第1刷・2016、8、17第13刷)
発売から1年で「13刷・11万部」とロングセラーの話題の本なので、読んでみました。
思っていたよりも面白かったです。
大会社で「役員」を目指し最後まで残ると思っていたら、40代でライバルに敗れて子会社への片道切符。そこで「定年延長」で残ることもできたが、「潔くない」ときっぱりと退職したものの、「もっと働きたい、認めてほしい」という思いが強くぶすぶすとくすぶっている主人公。夫の定年までは専業主婦ながら、美容師への夢に向かって着々と準部を重ねる妻。定年後、「仕事」以外の「いきがい」を探すが、自分にとっての「いきがい」は「仕事をすること」なのだ!と改めて気付き、幸運にも評価されて任された仕事の行方は・・・。
結構、ハラハラしながら読みました。
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