新・ことば事情
6149「バトンパス」
リオデジャネイロ五輪の男子400mリレーで見事「銀メダル」を獲得した日本チーム。
きょう(8月29日)、記者会見をしていました。4人の中に9秒台が一人もいないのに「銀メダル」を獲得できたポイントは、何といっても、
「バトンパス」
の高い技術ですね。
この「バトンパス」という言葉、私が子どもの頃は、
「バトントス」
と言っていたように思うのですが、いつ「パス」に変わったのでしょうか?
グーグル検索では(8月29日)
「バトンパス」=33万5000件
「バトントス」= 1610件
でした。あれまあ、圧倒的な差ですねえ。
正しくは「パス」のようですが、もしかしたら「バトントス」は方言?
まあ、よく考えると「トス」は、「バレーボール」のアタックの前にボールを上げたり、「テニス」のサーブの際にボールを上げたり、「コイントス」をしたりという場合ですよね。そうすると「バトントス」は「単なる誤用」だったのかなあ。
ずっと「バトントス」だと思っていました。
本当は「バトンパス」だと知ったことが、私にとっては、今回のリオ五輪の収穫ですね。