新・ことば事情
6140「萩野公介選手の年齢」
8月17日の「ミヤネ屋」の放送前に、Wデスクからこんな指摘がありました。
「競泳で金・銀・銅メダルを取った萩野公介選手(21)ですが、8月15日に誕生日を迎えて『22歳』になってます。きのう・おとといと使った『メダル獲得数のパネル』の年齢が、ずっと『21歳』のままでした。』
萩野選手が「22歳」の誕生日を「8月15日」に迎えていたのを、すっかり忘れていました、すみません。以後、気を付けます。しかしまあ、
「メダル獲得時の年齢」
と解せば、許容範囲かもしれませんが。
この話を、テロップ作成の部署の人に伝えて、
「萩野選手、今後は『22歳』ですのでよろしく!」
と伝えたところ、こんな質問が出ました。
「誕生日は『日本時間』で計算するんでしょうか?それとも『現地時間』でしょうか?もし、『日本時間』で、競技の途中に日付が変わったら、年齢の扱いはどうしましょうか?」
考えたことなかったなあ・・・まさか100メートルのターンまでは「21歳」で、そこで「日本時間」では日付が変わって、ターンしてから「22歳」に変えるとか?それはないでしょう。それは「21歳」(=元の年齢)で許されるんじゃないかなあ。いや、それよりも「現地時間」でいくべきかもしれませんね。なかなか難しいものですねえ。
「体操の白井健三選手」も、「8月24日」に、
「20歳の誕生日」
を迎えますし、「シンクロナイズドスイミング」の「井村雅代監督」は「8月16日」に、
「66歳の誕生日」
を迎えました。まさに現地のその日に、三井・乾ペアは「銅メダル」を、井村監督にプレゼントしたのです!粋ですねえ。やっぱり「現地時間」かな。